新所沢ぎぼ歯科クリニック|新所沢駅東口の目の前にある歯科 / 矯正歯科

〒359-0044 埼玉県所沢市松葉町2-22 矢島ビル2階

こんなお悩みはありませんか?

被せ物をしている歯に痛みがある
虫歯が進行してしまったが、インプラントや入れ歯にはしたくない
「抜くしかない」と言われたが、抜歯はしたくない
他院で虫歯治療を受けたが、その歯が痛みだした
根管治療が受けられる歯科医院を探している

根管治療とは

根管治療とは歯の根(根管)の中の細菌に感染した部分を除去し、根管内を十分に殺菌・洗浄したのち、再び細菌感染を起こさないように防腐剤を充填して根管を封鎖する治療のことを言います。 根管は人それぞれ形態や本数が異なり、根の先が分岐していたりと非常に複雑で入り組んだ形をしているため、歯科治療の中でも根管治療は精密さが求められる治療の一つです。 多くの時間と工程を要する根管治療は何回かに分けて治療を行う必要がありますが、抜歯という選択肢を避け、歯を残すことが可能です。

根管治療が必要なケースとは?

こんな症状はありませんか?

通常の虫歯治療の場合は、う蝕部分を削ったあとに金属やレジンなどの詰め物・被せ物をして終了です。しかし、う蝕が歯の神経(歯髄)にまで達していた場合や、歯の根が病気になってしまった場合は、神経が細菌に感染してしまっているため、根管治療によって汚染された神経を取らなければなりません。 歯髄は神経や血管を介して歯に栄養を届ける役目を担っており、歯髄を失うと歯が弱って寿命が短くなるリスクを高めてしまいます。これが虫歯の早期発見・早期治療が大切だと言われている理由の一つです。 中には難治性と呼ばれる根管治療のみでは治せないケースも存在します。具体的には、石灰化などが原因で根管が閉塞しているケースや、根管に破折船があったり、穴が開いているケースがあります。肉眼で治療を続けることが難しいと判断した場合は歯根端切除術という手術や、やむを得ず抜歯を選択することもございます。

治療の流れ

①歯の神経の除去

根管治療はまず「抜髄(ばつずい)」と呼ばれる、歯の神経を取り除く処置から始めます。 部分麻酔をし、歯を削る機械を使って虫歯を除去しつつ、神経の上に被さっている硬い歯質を削ります。 歯質が削れて歯の神経が見えたら、次に「ファイル」と呼ばれる針のような特殊な器具を使って神経を取り除きます。神経が取り除かれた歯は空洞になっているので、そこに薬を入れて仮の蓋をし、時間を置いて根管を消毒する流れになります。麻酔をしているため、ここまでの治療で痛みを感じることはあまりありません。 ただし、虫歯がひどく進行して「歯髄炎(しずいえん)」を起こしている場合など、症例によっては麻酔が効きにくく強い痛みを伴う場合があります。

②根管を拡大

続いて、神経を取り除いて空洞になった根管を拡大していきます。根管を拡大する理由は、後に根管に薬を詰めるためです。 根管は1本の歯に対して複数本あり、前歯では1〜2本、奥歯では3〜4本に分岐しています。分岐した根管をそれぞれ拡大していく必要があるのですが、根管は狭く暗いため根管拡大には高度な技術を求められます。 治療中に出血がなかなか止まらなかったり、噛むと痛みが出たりする場合もあるため、根管拡大には数日かかることもあります。根管拡大だけで2〜3回通うケースもあります。

③根管の充填

根管の拡大が終わったら、次に根管の充填(じゅうてん)を施して根管治療は終了です。 根管の充填を行う理由は根管に菌が発生するのを防ぐためです。広げた根管の穴の大きさを測り、根管にぴったり合う根充材を詰めていきます。 このとき根充材でぴったり蓋をしないと隙間に細菌が発生してしまうため、減菌体制の中で慎重な治療が必要となります。

精密根管治療を行うために

マイクロスコープ
マイクロスコープは主に歯の神経を処置する根管治療に活用するもので、虫歯を削ったり、歯の形を整えたりする際にも使用されています。 肉眼より拡大した術野で、細かい部分まで直接見ることができるので、CTなどでは判断がつかないひびを確認するほか、肉眼では見えない神経の管を探すときに非常に力を発揮します。また処置においても繊細な治療を可能にします。もちろん肉眼でも根管治療は可能ですが、細い神経を見逃してしまうと治療が終わった後も痛みが残ってしまうため、的確な診断、手技のためには必要不可欠な機器です。
歯科用CT
根管治療をする際、まずは根管(根っこ)の構造を把握する必要があります。 一般的にはレントゲンで根の構造を把握するのですが、ケースによってはCT(三次元立体画像)を利用します。 レントゲンでは「平面(二次元)」としてしか捉えることができないため、正確な根の構造を把握することが困難なことがあります。しかし、CTを利用すれば、歯の内部を立体的(三次元)に撮影可能となり、根の構造を正確に把握することができます。 レントゲンでも根尖病巣の有無は判断可能(ぼんやり黒く映ります)ですが、CTを利用することでレントゲンでは見えない部分も可視化することができますので、より一層精密な診査・診断、そして治療が可能になります。